家族葬のマナーとは?どこまでが参列すべき?服装・香典についても丁寧に解説。

  • 2020年6月22日
  • 2020年12月14日
  • 家族葬
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家族葬のマナーとは?

こんにちは。福岡県宗像市の家族葬専門葬儀社の森の庵です。

当コラム、家族でお葬式では、家族葬や葬儀に関する基礎知識をわかりやすく解説しています。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ここ数年、増加傾向にある家族葬。訃報とともに、家族葬での葬儀を知らされた経験がある方も増えているのではないでしょうか。

そこで悩むのが家族葬にまつわるマナーです。

一般的な葬儀のマナーについては広く知れ渡っていますが、家族葬の場合は異なる点もいくつかあります。

そこでこの記事では、

  • 家族葬に参列するときのマナー
  • 家族葬に参列しない場合も知っておくべきマナー

について解説しています。

遺族へ失礼な対応をとらないためにも、一般的な葬儀とどういった点が異なるのか、きちんと知っておきたいですよね。

あらかじめこの記事を読んでおけば、家族葬に参列する・しない、いずれの場合のマナーを確認でき、故人や遺族への礼儀をきちんと尽くせます。

この記事を読んでわかること
  • 家族葬の参列にまつわるマナー
  • 家族葬に香典や供花、供物を持参していいか
  • 家族葬に参列する際の服装
  • 弔電を送りたい場合の注意点
  • 家族葬と連絡を受けたときの対応

家族葬を選んだ故人や遺族の気持ちを尊重した対応ができるよう、知っておくべきマナーについてチェックしておきましょう。

家族葬に参列するときのマナー:どこまでが参列者の範囲?

家族葬に参列するときのマナー
そもそも家族葬とは、近親者だけでおこなう少人数の葬儀のこと。

明確な定義は決められていませんが、多くの場合、故人の家族や親族、ごく親しい友人や知人のみでおこないます。

一般的な葬儀よりもこぢんまりとしており、故人とゆっくりお別れをしたい場合などに選択することが多い家族葬。

遺族が家族葬を選んだ意味を踏まえて、マナーを守り参列することが大切です。

ここでは家族葬ならではのマナーを4つご紹介します。

  • お知らせを受けていない人を誘わない
  • 香典は念のために持参する
  • 供花や供物は持参しない
  • 服装は指定がない場合は喪服で参列する

それでは1つずつ説明します。

お知らせを受けていない人を誘わない

訃報を受け、家族葬への参列願いを受けた場合、安易に知人などを誘うのは禁物です。

家族葬に参列するのは原則として家族や親族のみ。故人の友人や知人、会社関係者などは遺族側からの希望がない限り、参列しないのがマナーです。

参列願いを受けていない人はもちろん、受けたかどうか明らかではない人を誘わないようにしましょう。

香典は念のために持参する

ケースバイケースですが、家族葬では香典の受け取りを辞退するのが一般的です。

しかし、明確に香典をお断りされているわけではない場合、持参してもかまいません。

受付で辞退されることもありますが、受け取られるケースもあり、念のため持参したほうがよいですね。

供花や供物は持参しない

家族葬は遺族の負担をできるだけ減らした小規模な葬儀のため、返礼品が必要となる供花や供物は基本的に持参しないようにしましょう。

遺族のためによかれと思って持参しても、返礼品の準備などで負担をかけてしまいます。

自分の気持ちを一方的に押し付けることにもなりかねないため、遺族や故人の意志を汲み、迷惑とならないようにしたいものです。

服装は指定がない場合は喪服で参列する

服装は一般的な葬儀と同じようにフォーマルブラックのスーツや、女性ならワンピースといった喪服を着用しましょう。

もし「平服でお越しください」との案内があった場合には、必ずしも喪服でなくてもかまいませんが、黒や紺、ダークグレーといった地味な色味で無地に近いスーツの着用が望ましいでしょう。

女性の場合はワンピースやアンサンブルなどを着用し、肌の露出はできるだけ避けるようにするのがマナーです。

家族葬に参列しないときのマナー

家族葬に参列するときのマナー
家族葬に参列するときのマナーについては、わかっていただけたかと思います。

ここからは、遺族の意向で家族葬に参列しなかったときのマナーをみていきましょう。

  • 葬儀前の弔問やお悔やみの電話は避ける
  • 弔電を送る
  • 葬儀後に遺族の状況を確認して弔問に行く

それでは1つずつ説明します。

葬儀前の弔問やお悔やみの電話は避ける

家族葬に参列できないからと、葬儀前に弔問したりお悔やみの電話をかけたりするのは避けましょう。

そもそも家族葬を選択しているのは、近親者のみでゆっくりと故人を送りたいという遺族の気持ちのあらわれです。

葬儀前の弔問やお悔やみの電話は、遺族の手を煩わせてしまうため、避けておきたいものです。

弔電を送る

家族葬では、遺族の負担となる返礼品が必要な香典や供花、供物などは送らないのが基本ですが、弔電に関しては必ずしも控える必要はありません。

弔電は返礼品の必要はなく、お礼状を返すのみでよいため、遺族にとってもあまり負担ではないためです。

とはいえ、弔電は通夜や告別式の日時、斎場などを把握しておかなければ送れません。ムリに調べ出して送るのは、遺族の意志に反することもあります。

弔電は必ずしも送る必要があるわけではないため、状況に応じて送るかどうか判断しましょう。

葬儀後に遺族の状況を確認して弔問に行く

家族葬に参列できない場合、日をあらためて自宅へ弔問に行ってもよいでしょう。

慌ただしさが落ち着いた、葬儀後1週間後〜四十九日までに行くのが一般的です。

ただし必ず事前に遺族へ連絡し、弔問してよいか確認することを忘れずに。

もし、断られた場合は、お悔やみの電話や手紙で済ませ、遺族へ負担とならないようにしましょう。

家族葬の知らせを受けたときのマナー

家族葬の知らせを受けたときのマナー
親しい人の訃報を受けると、ショックを受けるとともに故人との最後の別れを惜しみたいと思いますよね。

しかしながら、訃報とともに家族葬だとお知らせを受けた場合は、注意が必要です。

ここで、自分勝手な判断で家族葬に参列してしまうとマナー違反になる恐れがあります。

家族葬に参列していいのかどうかは、以下の2点に注意して判断しましょう。

参列してもいいのか否かの判断は?

家族葬に参列していいかどうかは、訃報の連絡の内容で判断しましょう。

遺族が参列を希望しているのであれば、訃報の連絡とともに葬儀の日時や場所なども伝えるはず。

それらが伝えられていないのは、参列はお断りしたいという意志のあらわれです。

迷ったら喪主に相談する

家族葬へ参列してよいかどうかは訃報連絡の内容で判断しますが、参列に関する内容が明らかにされていない場合は、喪主に確認をとりましょう。

家族葬は基本的に家族や親族のみで執り行いますが、故人と生前非常に親しくしていた友人や知人が参列するケースもあります。

しかし、たとえいくら親しくしていたとしても、自分の判断だけで勝手に参列するのはマナー違反。

もし、書面などで訃報連絡を受けたものの、参列してよいのか判断がつかない場合には、喪主に相談しましょう。

家族葬のマナーは一般葬と違う

家族葬のマナーは一般葬と違う?

家族葬は故人との別れの時間をゆっくりと過ごしたいという遺族の願いをカタチにした葬儀。

つまり、一般葬のように参列者や弔問客の対応に追われることなく、静かに見送りたいという遺族の想いがそこにはあります。

そのため参列願いがないのに参列したり、香典類を希望していないのに渡したりといった自分の気持ちを押し付ける行為は、遺族への負担にしかならず、マナー違反となりかねません。

家族葬は故人や遺族の希望に沿った葬儀であることを理解し、マナーを守るようにしたいですね。

まとめ:家族葬はマナーを守り、遺族の気持ちを尊重しよう

家族葬に参列するときのマナーとは?故人との最後の別れをトラブルなく行う方法を解説
事務的な作業や参列者への対応に追われがちな一般葬に比べ、そういった負担を減らし、故人との別れの時間をゆっくり過ごせる家族葬。

だからこそ、遺族の負担にならないようマナーを守り、配慮したいものです。

まとめ

  • 家族葬は基本的に家族や親族のみ参列する
  • 家族葬であっても服装は一般葬と同じように喪服で参列する
  • 親しい友人や知人でも遺族側が希望する場合のみ参列する
  • 香典は辞退する旨の連絡がない場合は受け付ける可能性もあるので持参したほうがよい
  • 家族葬に参列しない場合は遺族に確認の上、後日弔問に行ってもよい
  • 家族葬に参列するかどうか判断しかねる場合は喪主に確認をとる

家族葬は一般葬と異なるマナーも多く、参列した経験がない場合には、とまどうかもしれません。

大切なのは、家族葬を選んだ遺族の気持ちを尊重するということ。

遺族の負担を重くするような対応は控え、家族葬のマナーを守り、故人を見送りたいですね。

>福岡県宗像市、地域No.1の家族葬専門葬儀社です。

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家族葬は、家族や親族、故⼈の親しい友⼈や知⼈など気⼼の知れた⼈たちを中⼼に⾏う⼩規模な葬儀形式で、故⼈との最後の別れを、ゆっくり過ごせるところが魅力です。近年では、約4割が家族葬を選んでいるという報告結果もある、たいへん注目の葬儀形式となっています。
家族葬専門 森の庵は皆様の思いを大切にしています。故人がどう生きてきたか、その証がお葬式だと捉えていただけたらと思っています。